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  深谷市大字原郷字木之本   愛宕神社 ホームページ

 御祭神 火産霊命(ほむすびのみこと)
 氏子区域 原郷 常盤町

 楡山神社の摂社であり、同一の氏子によって護持されてゐる。旧中山道に面し、江戸時代までは八町八反の広大な社叢をもち、火防などの信仰がある。
 例祭は4月15日。
 右の写真は大正末年ごろの中山道杉並木。
 鎮座地の小字 木之本は、大字原郷東部の台地地帯である。この台地の北辺には、西は楡山神社付近から東隣の大字東方(ひがしがた)一帯にかけて市内最大の古墳群である木之本古墳群が分布してゐる。その中心地域が木之本であり、今も比較的古墳の保存状態が良い地域である。古墳の古語の城(き)から「きのもと」の地名となったといふ人もあるが、明治末の氏子区域図によっても、この地は愛宕林のほか、民家を包むように広大な樹林が広がる地域であり、木の豊かな里であったと言へる。  愛宕林と呼ばれた八町八反の社叢は、明治以後は、上地−裁判−敗訴−買戻−資金返済のための開墾−一部に兵器工場の設置−農地解放−一部に新制中学校設立−新興宅地化といふ経緯をたどった。