出土品 寛永通宝

寛永通宝
我が家の庭からの出土品である。
最初は、錆びやゴミ詰まりの状態のため、自然光や照明の下では、文字は全く判読不明だった。照明をさまざまな角度で当ててみたが、全くわからなかった。

パソコン用のイメージスキャナで、書類の紙のようにスキャナしてみると、間違いなく「寛永通寶」と読める。
これには驚きだった。

画像を良く見ると、下から光が当って、凸部のすぐ上に陰ができている。
スキャナは強い光を当てながら、レンズを通して撮影する(「読み取る」ともいう)仕組みだが、上から下へ向かってゆっくり取り込んでゆき、光が下、撮影レンズが上なので、上に陰ができるのだろう。
乱反射がほとんどないので、陰ははっきりと出るのだろう。

スキャナには、こういう使い方もあることがわかった。
この方法を応用できるものは、あるだろうか。

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