名頭字林

【古文書倶楽部2016-9】


名頭字林

源 平 藤 橘
惣 善 孫 彦
弥 与 新 小

甚 勘 長 茂
忠 助 喜 市
清 伝 作 佐
治 久 又 半
角 多 文 伊
才 庄 嘉 権


『江戸方角』に続き、手習用の教科書である、『名頭字林』。または『名頭字』とも。
人名に多く使用される漢字を並べたもの。
「源平藤橘」という昔からの著名な姓(かばね)の四文字で始まる。
「惣善孫彦」からつづく32文字を見ると、たしかに江戸時代の人名によく見られる漢字である。
最後は「左衛門 殿 様」で終っている。

ちなみに当家の江戸時代の当主の名には、彦、伊、権の文字がつく三種類の名がある。一つの名を代々襲名する家もあるようだが、三種類あると名前だけである程度の時代を推定できるので、ありがたい。

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