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  深谷市上野台 八幡神社の 獅子舞(ささら)について

 十月の例祭では、神輿にともなって、獅子舞、棒術などの行事があります。獅子舞は深谷市の無形文化財に指定されてゐます。
 平成十四年九月に、保存会ほか関係各位の御尽力により、獅子舞の獅子頭三頭の漆の塗替修理が完了し、三頭(男獅子、女獅子、法眼)とも真新しく生まれ変わりました。



 (ほめ唄) 参り来てこれのお庭を眺むれば、金の御幣があるぞ獅子ども

 この唄は、獅子舞の「ほめ唄」の一つで、獅子舞が氏子の篤志家の家を訪れたときに、庭に金の御幣があったか、または庭の植木などの何かを金の御幣のようだとほめ、その家の繁栄をほめたたへた唄です。それとともに氏子の各家々も、皆が富み栄えるようにとの祈念がこめられた唄でもあります。「これのお庭」ではなく「これがお庭」とも唄はれます。(類似の歌詞の唄は全国各地に見られます)
 獅子に付けられた水引(幕のようなもの)には、紋が描かれ、男獅子 法眼の「丸に揚羽の蝶」は、領主の大久保家の定紋で、女獅子の「丸に橘」は、旧別当の光厳寺の寺紋です。


 参り来て 玉のお御簾(みす)を 巻きあげて 参るささらを お目にかけばや

 近年は「獅子舞」と呼ぶことも増えましたが、「ささら」が本来の呼び方です。竹を割って作られた楽器を「ささら」といひ、そこから来た名前であると言はれます。


八幡神社例大祭より獅子舞